「リリアムスポット®」がグッドデザイン賞を受賞

2019年10月30日

株式会社リリアム大塚(本社:神奈川県相模原市、代表取締役社長:白﨑 功)が製造・販売している排尿タイミング予測支援デバイス「リリアムスポット®」が、このたび2019年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。 リリアムスポットは、超音波で膀胱内の尿のたまり具合を確認し、排尿のタイミングの予測をサポートする製品として、2018年12月27日より販売開始されています。 膀胱の位置に超音波を当てることで、手軽に、尿のたまり具合を目盛り表示で確認することができる非医療機器製品であり、初めて使用される方にも使いやすいよう音声ガイダンス機能を搭載しています。

日本は、超高齢社会を迎え、介護現場では排泄ケアのニーズが高まっています。私たちは、これまで医療機器開発で培ってきたノウハウを生かし、医療従事者のみが使用できる機器ではなく、排尿でお困りの方ご本人やそのご家族、介護職員の方も手軽に使用できる製品開発を行ってまいりました。本製品が介護施設やご家庭で活用され、介護の効率改善や負担軽減、要介護者の QOL 向上に貢献することを期待しています。

受賞理由(審査員のコメント)

  • ・「排泄に関わる製品として、製品の存在意義や、製品の細やかな仕様に至るまで『尊厳の維持』という視点でコンセプトが明快に表現されている」
  • ・「個人での使用を前提とした設計や、非医療機器などの法規的な配慮も含めたデザイン、医療分野では高価なものが、個人で手軽に購入できることは大きな価値であり、コンセプトが一貫している」

グッドデザイン賞とは

グッドデザイン賞ロゴ
グッドデザイン賞は、1957年に設立された「グッドデザイン商品選定制度」(通称Gマーク制度)を継承する、日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の運動です。デザインによって私たちの暮らしや社会をよりよくしていく活動として、多くの人々から支持されており、シンボルマークの「Gマーク」とともに広く親しまれてきました。
https://www.g-mark.org/

リリアム大塚では、世界の人々の排泄自立に貢献するため、大塚にしかできないユニークな製品開発を進め、今後とも大塚グループの企業理念 “Otsuka-people creating new products for better health worldwide”のもと、世界の人々の健康に寄与してまいります。