AMED平成30年度ロボット介護機器開発・標準化事業に採択

2018年9月4日

株式会社大塚製薬工場(本社:徳島県鳴門市、代表取締役社長:小笠原信一)の子会社である株式会社 リリアム大塚(本社:神奈川県相模原市、代表取締役社長:白﨑功、以下「リリアム大塚」)の「QOL を改善し 介護負担を軽減する排尿支援機器に関する研究開発」が、国立研究開発法人日本医療研究開発機構 (AMED)平成 30 年度「ロボット介護機器開発・標準化事業 (開発補助事業)」の「排泄支援(排泄予測)」分野 において採択されましたのでお知らせいたします。

超高齢社会を迎え、介護現場では排泄ケアのニーズが高まっています。リリアム大塚は超音波により排泄 タイミングを予測する医療機器「リリアムα-200」を開発・販売しており、今後、ワイヤレス化や小型化を 視野に、介護施設や家庭で、誰もが簡便に使える新たな製品の開発を加速していきます。本研究では、 国立研究開発法人理化学研究所が超音波シミュレーションや臨床研究協力を担います。

本研究の研究協力機関である「社会福祉法人こうほうえん」の廣江研理事長(特定非営利活動法人日本 介護経営学会理事)は次のように述べています。「より良い介護を目指し、我々はこれまで、介護現場における 人手不足や、職員の経験やスキルの格差を解消するツールの開発を推進してきました。今回のリリアム大塚の 事業により、利用者(被介護者)や介護される方のニーズを捉え、ADLの向上や自立支援に繋がる機器の 開発を期待しています。当法人としても、ニーズ調査や実証検証に関わり、この革新的な製品開発に協力して いきたいと考えています。」

大塚グループは、今後も“Otsuka-people creating new products for better health worldwide”の企業理念のもと、 世界の人々の健康に寄与してまいります。