大塚製薬工場「リリアム®α-200」国内独占的販売提携契約を締結

2016年5月10日

株式会社大塚製薬工場(本社:徳島県鳴門市、代表取締役社長:小笠原 信一、以下「大塚製 薬工場」)と株式会社リリアム大塚(本社:神奈川県相模原市、代表取締役社長:白﨑 功、以下 「リリアム大塚」)は、膀胱内尿量を測定する医療機器「リリアムα-200」(以下「本製品」)の国内 における独占的販売契約を締結しました。大塚製薬工場は、本年 5 月 26 日より全国の医療機関 向けに本製品の販売を開始します。

本製品は、膀胱内の尿量を可視化できることから、尿意を失った患者さんに対して適切なタイ ミングでの自己導尿の実施や尿道留置カテーテルの抜去、オムツからの離脱など、患者さんの 排尿自立を支援し、在宅復帰を促進するためのツールになると期待されています。

本製品は、リリアム大塚が開発し、昨年 11 月より販売を開始していましたが、今後、大塚製薬 工場が独占的に販売することになり、同社の持つ臨床栄養製品を中心とした、急性期から在宅 に至るまでの幅広いネットワークを活用することで、グループのシナジーが期待できると考えています。

日本創傷・オストミー・失禁管理学会理事長の真田弘美先生i は次のようにコメントされています。「排尿管理は、患者さんの在宅復帰を左右すると言われてお り、本年 4 月よりチーム医療に よる包括的な排尿ケアに対して『排尿自立指導料』が診療報酬として加算されることになりました。 我が国の排尿ケアが進展することを期待しています。」

大塚グループは、“Otsuka-people creating new products for better health worldwide”という企業 理念のもと、革新的な製品開発を通じて、世界の人々の健康に貢献してまいります。

  1. ⅰ 東京大学大学院医学系研究科 健康科学・ 看護学専攻老年看護学/創傷看護学分野 看護管理学/看護体系・ 機能学 教授