「リリアムスポット®2」が「かわさき基準」に認証されました

2022年3月24日

排尿タイミング予測支援デバイス「リリアムスポット®2」は、このたび「令和3年度かわさき基準(KIS)認証福祉製品」として認証され、3月17日にステーションコンファレンス川崎において認証式が行われました。

川崎市では、産業と福祉の融合で新たな活力と社会的価値を創造することを目指す「ウェルフェアイノベーション」を推進するため、本市独自の福祉製品の基準 である、かわさき基準(KIS)認証製品を市内の事業所に導入する際に必要な経費を助成しています(認証期間内に限る)。※1

令和3年度からは、福祉施設等におけるモニター評価(評価コメントは非公開)に加え、福祉製品の開発・改良を行う施設「ウェルテック」※2 における第三者の立場で安全性・性能等評価が行なわれました。

リリアムスポット®2のウェルテックにおける評価コメント

  • ・ボタン1つで操作が容易である
  • ・複数回の測定で目盛り表示は±0.5の範囲で安定していた
  • ・測定時に腹部を強く圧迫する必要がないため、測定時の痛みがなく安心して使用が可能である

また、認証式では、東京工業大学工学院機械系・西田佳史教授による「生活セントリックデザインによる新たな福祉機器開発」と題された特別講演があり、人生100年時代において、“手に負えない”社会問題を “制御可能な産業問題”へ変換する為の装置として、ウェルテックを通じた社会実装の取り組みについて報告されました。

この度のKIS認証に際しましては、多大なご協力を賜りました川崎市内のモニター施設等およびウェルテックの関係者の皆さまに深く感謝申し上げます。これまで“手に負えない”課題であった尿のたまり具合の把握を、弊社製品を通じて「見える化」することで、在宅および施設における排尿に関する社会的課題の解決に貢献することを期待しています。

リリアム大塚は、世界の人々の排泄自立に貢献するため、大塚にしかできないユニークな製品開発を進め、今後とも大塚グループの企業理念 “Otsuka-people creating new products for better health worldwide”のもと、世界の人々の健康に寄与してまいります。

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※1 川崎市では、「自立支援」に基づく8つの理念(人格・尊厳の尊重、利用者の意見の反映、自己決定、ニーズの総合的把握、活動能力の活性化、利用しやすさ、安全・安心、ノーマライゼーション)で構成された市独自の基準 により、革新的な福祉製品を認証する取組を行っている。
※2 ウェルテックは、「Kawasaki Welfare Technology Lab カワサキ ウェルフェア テクノロジー ラボ」の略称で、川崎市と国立大学法人東京工業大学、国立研究開発法人産業技術総合研究所の三者が共同で運営を行い、福祉製品の開発・改良を行う市内の中小・ベンチャー企業等を中心とした開発事業者を支援している。