「リリアムスポット®2」を発売します

2021年8月19日

リリアム大塚は、膀胱内尿量を簡便に確認できるヘルスケア家電(非医療機器)「リリアムスポット®」の改良製品となる「リリアムスポット®2」を8月24日に発売します。

本製品は、膀胱の位置に超音波を当てることで、尿のたまり具合を目盛り表示で確認することができる製品です。トイレ誘導のタイミングがうまく合わずにお困りの方、尿意が曖昧な方や尿意を頻繁に訴える方など、尿のたまり具合や、排尿後に尿が出し切れているかを確認したい時にお役立ていただくことができます。

リリアム大塚では、超音波を用いた医療機器製品の開発・製造ノウハウを生かして、介護領域への貢献を目的として開発したリリアムスポット®について、お客様からのアンケート等のフィードバックの結果から、“操作性の向上“を中心に改良を進め、リリアムスポット®2を開発いたしました。

改良ポイント  

1)プローブ部の構造改良による超音波感度の改善
2)目盛り表示を従来の5段階から10段階に細分化
3)起動後すぐに尿量を確認できるよう操作性の向上

1)プローブ部の底面形状の違い(側面からみたところ)

ポイント:プローブの構造を見直し、支点操作により、確実に尿量をとらえる形状に変更しました。

※プローブ部は、被測定者に直接触れる
超音波を発する部分の名称です。

2)目盛り表示の分解能の改善

ポイント:約50mL単位でしきい値を設定し、白抜き表示で100mL単位、黒抜き表示で50mL単位で表現する10段階の目盛り表示を採用しました。

3)起動後すぐに尿量を表示するインジケーター

ポイント:尿量の“より多いところを探す”操作により、測定時の再現性を高め、この時点でおよその膀胱内のたまり具合を把握することが可能です。

製品仕様

製品名(型式) リリアムスポット®2 (USP200)
希望小売価格 99,000円(税込・送料無料)
重量 / サイズ 160g / 45(W)×40(D)×150(H) mm
電源 充電式電池
同梱品 本体、充電ケーブル、超音波ジェル、取扱説明書

※本製品のご使用に際しては必ず超音波ジェルが必要となります。

本製品への切り替えプログラムの提供について

これまでにリリアムスポット®をご購入いただいたユーザーの皆様には、有償にて、リリアムスポット®2への切り替えプログラムをご提供させていただきます。

本切り替えプログラムでは、リリアムスポット®本体の一部部品交換とソフトウエアアップデートを行うことでリリアムスポット®2としてお使いいただくことができます。詳細につきましては、個別に各ユーザーの皆様にご案内申し上げます。

なお、本切り替えプログラムは、過去に製品を購入された方がユーザー登録を完了することでソフトウエアアップデート費用の部分を無償で対応させていただきますので、お済みでない方はこの機会にユーザー登録を完了いただくことをお薦めいたします。

介護現場におけるトイレ誘導について

超高齢社会を迎えた日本の介護領域においては、2021年介護報酬改定で排せつ支援加算が見直されるなど、排泄自立の重要性が認識されており、排泄ケアのニーズが高まっています。
尿意が曖昧な方へのトイレ誘導にはいくつかの手法があるとされ、中でも医療関係者や介護者が排尿の動機を作り、促し排尿を行う「排尿習慣の再学習(Prompted voiding)」と言われる方法は、ガイドラインにも掲載され1)、排尿管理に一定の有効性が示されており、本邦においても、超音波機器を用いた排尿習慣の再学習については、複数の研究成果が報告されています2)-4)。また、介護の場において、リリアムスポット®を用いたトイレ誘導の事例も報告されています5)

超音波機器支援トイレ誘導(イメージ)

リリアム大塚は、世界の人々の排泄自立に貢献するため、大塚にしかできないユニークな製品開発を進め、今後とも大塚グループの企業理念 “Otsuka-people creating new products for better health worldwide”のもと、世界の人々の健康に寄与してまいります。

出典
1) 女性下部尿路症状診療ガイドライン[第2版](2019年、日本排尿機能学会)
2) Iwatsubo E. et al., International Journal of Urology 2014; 21: 1253-1257
3) Suzuki M. et al. International Journal of Urology 2016; 23: 786-790
4) Suzuki M., et al. Neurourology and Urodynamics. 2019; 38: 1–7.
5) 岩田研二ほか日本排尿機能学会誌2019; .30:339